






< サイズ >
長辺(おおよそ):7.5cm
< 色 >
表:赤
裏:赤
< 素材 >
銅板に七宝釉薬
< ご購入前にご確認ください >
白と黒のみ食器としてお使いいただけます。カラーのものは別用途にてお使いください。
< 取り扱いについて >
硬い地面に落としたりすると釉薬が欠ける可能性があります。
洗う際は食器用洗剤とスポンジでやさしく洗い、柔らかい布でふきあげてください。硬いブラシやたわしなどは使用しないようにし、長時間水に漬けることは避けてください。水分がついたまま放置すると金属に錆が出る可能性があります。
< 作家プロフィール >
近藤健一 / KenichiKondo
1981年名古屋生まれ
小学生の時にさいたま市(旧浦和)に引っ越す
武蔵野美術大学金工卒業
卒業後七宝に出会い、のめりこむ
現在、埼玉県北本市のアトリエ兼住居にて制作を行う
http://www.kenichikondo.com/
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日用品としてのコラム:『七宝』
七宝と聞いて思い浮かぶのは、煌びやかなもので伝統工芸っぽく少し古めかしい、もしくはショーケースなどに入れられているものだ。現に僕は大学を卒業したての頃のアルバイトで、ルネ・ラリックというフランスの巨匠ガラス工芸家の美術館にいたことがある。そこではまさに警備員が巡回している薄暗い展示室に、いくつかのガラスケースが並び、ポツンと蜻蛉や蝶のような作品が並んでいたのを覚えている。
ザ・日本的なもので言うと壺のような形状に有線を立てて動植物の模様を超絶技巧により表したものなんかだ。
ただ当時の形態のものを生活に取り入れやすいかというとちょっと難しいかもしれない。マンションには壺が似合う床の間はないし、牡丹や富士山の柄の皿は無印やIKEAのテーブルには合わないのだ。(もちろん大きく古い日本家屋に住んでみたい憧れはあるけれど)。
近藤さんの作っている七宝の作品はもう少し今の日常に近い。ジュエリーなんかにしてももちろん超絶技巧的なところはあるけれど釉薬の鮮やかさや、丸や三角四角、ドクロや恐竜などの形状がスッと今の生活に入ってくる。
今回のプレートは近藤さんと話しながら制作が始まったのだけど、テーブルの上に置けるもので性別関係なく日常的に使えるものが出来上がった。ジュエリーと壺の間のものだ。小さめのお菓子やナッツ、ジュエリーなどを乗せれるものとしてはもちろん、壁にかけてアートピースとして飾っても良い。七宝焼自体触れる機会が少ないと思うけれどこれを機に七宝の世界へ入り込んでみるのも良いかもしれない。ちなみに世界最古の七宝焼は紀元前3000年前、ツタンカーメンの黄金のマスクなんだって(何気に歴史がすごい)。