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袋とじノートで思い出を残す

紙のミルフィーユの「袋とじノート」をご紹介します。

▽ 袋とじノート/A5
https://dailysupplysss.com/items/62f1f710b354bf0001f496be

紙のミルフィーユは東京都足立区で50年続く紙製品の企画などを手掛ける三洋紙業のノートのブランドです。紙という素材を知り尽くしたからこそできる、強度の出し方や綴じ方、デザインで、ユニークであり、紙の可能性を最大限活かした細部まで紙愛、ノート愛を感じるブランドです。

その中の一つである「袋とじノート」は、特につくりが面白くたくさん語りたくなる一冊。私は1年ほど、思い出の記録、主にスクラップブックとして使ってきました。

映画や美術館のチケットやチラシ、旅先の喫茶店や飲み屋のカードやコースターそのほか日々思い出に残しておきたい平たい物。日々の忙しい中で溜まってしまう一方だったのですが…

ひとまずそういうものができたら、まずはポケットにしまいます。

このノートの最大の特徴、1ページが袋とじ(筒状)になっていて、下をテープなどで留めればポケットになります。そこにまずはしまいます。

ページに使われているのはバンクペーパーで、程よく透けるので、何が入っているかがうっすらわかります。

このようにひとまず月ごとにためていって、余裕があるときに貼り付けていきました。

私が使っているのはA5サイズの袋とじノート。それ以上大きな平たいものはどうするのか?というところでこのノートのもう一つの特徴は…

袋になったページを開くことができます!ひらけばあっという間にA4の1ページになります。

しまうときには折り目はついてしまいますが、それでもコンパクトになるのはうれしいです。

先ほど、バンクペーペーは程よく透けることを書きました。今まで使っていたスクラップブックは貼り付ける面が見えなくなってしまうことが悩みでしたが、この紙ならうっすら見えるので、ためらうことなく貼っています。

おりがみのような少し厚みのあるものも…

どんどん貼れば、おのずと中身が分厚くなりますが、それも考慮されているのがこの部分。

厚みが増えてしまうことを想定して、背表紙が拡張されるように表紙との切り替わり部分の間隔にゆとりをもたせてあります。2倍に厚みが増えてしまっても大丈夫なほど!

そのほかにもノートを開くとき、頑丈な表紙がゆえに開きにくくなってしまう欠点も、このような溝が切られていることでスムーズに表紙がひらけて、かつ表紙の紙自体にも負担がかかりにくくなっています。ちなみに、表紙は合紙。ブランド名にある通り、紙をミルフィーユのように張り合わせて厚みを出した、とっても固くて頑丈な素材です。

シンプルだからこそ、使う人の工夫次第でどんどんカスタムできる楽しさがあります。来年の記録は、このノートでつけてみてはどうでしょう。